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これから若者になるひとりひとりに 「つながり」と「経験 」を

私自身、7年間家庭教師のコーディネーターの仕事を通して、述べ3000人の子供たちと触れ合ってきた経験があります。勉強が苦手な中学生向けの家庭教師派遣会社だったのですが、不登校の子どもさんにもたくさん出会ってきました。その中で彼らが今まで触れ合ってきた近すぎる大人ではなく、別の大人との出会いを通じて、もっと広い世界感、新たな価値観に出会い、彼らの自信に繋がったり、彼らの生活にポジテブな影響を与えてきたのを目の当たりにしてきました。「1番難しい思春期に、きっかけを与える事がどれだけ大事か。そして日本にはその機会が少なすぎる。だからこそD&Pさんの活動に私の大きく賛同しています。どうかご支援をよろしくお願いします。

はじめに

はじめまして。大阪に拠点を置く認定NPO法人DxP(ディーピー)です。
私たちはしんどさを抱えた高校生が自分の未来に希望を持てる社会をつくるため、 ①成功体験の獲得 と ②社会関係資本(人とのつながり)の醸成の2つを軸に様々なプログラムを提供しています。

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(Photo: 5周年記念パーティにて、私たちのスタッフとサポーターの皆様と。)

このプロジェクトで実現したいこと

私たちは日本の中で、大きく2つのことを変えていきたいと考えています。

ひとつは、定時制高校における、中退率の高さ。全日制高校の中退率が1%程度であるのに対し、定時制高校の1年次の中退率は21%にのぼります。また、
定時制高校の生徒の 1/3がひとり親家庭であったり、通信制高校の生徒の60%が不登校経験があったり、いじめ・発達障害・家庭暴力など様々な「しんどい」事情を抱えている高校生たちが多くいます。進学も就職もしないまま、社会に放り出されてしまう現状を変えていきたいと考えています。 もうひとつは、経済的困難な状況により、卒業後もさらなる進学先や長期的な就労が出来ないまま、多くの学生たちが自分たちの将来について悲観的に捉えてしまっていること。そんな彼らに対して、DxPはこれまで取り組んできた「社会関係資本をつくる+成功体験をつくる」授業プログラムに加え、「卒業後も働き、学び続けられる」サポートをスタートし、こうした課題も具体的な支援体制を整え、卒業後も希望が持てる未来を創っていきたいと考えています。

プロジェクトをやろうと思った理由

このプロジェクトが生まれた原点は、創業者今井紀明の、2004年のイラク人質事件での経験にさかのぼります。今井はイラク人質事件の当事者として帰国したのち、「自己責任」の言葉のもと「税金泥棒」「日本に帰ってくるな」等、社会からバッシングを受けて対人恐怖症となり、ひきこもりとなった経験があります。しかし、そんな状況を心配した友人たちや先生に支えられることで、次第に明るさを取り戻すようになった今井は回復後、今井は同じようなひきこもり体験をもつ子どもたちに会うようになりました。それがDxPのプログラムの原点となっています。

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(Photo: 創業当時の理事長、今井紀明)

これまでの活動

「クレッシェンド」という授業プログラムにより、学校の中で、信頼できる「人とのつながり」を構築できるお手伝いをしています。この取り組みは、コンポーザーと呼ばれるボランティアと話す中で、少しずつ人を信頼するハードルを下げ、自分の将来を少しでも考えることができるようなプログラムになっています。2016年度には1,000名を超える高校生たちへ、このプログラムを届けることができました。こうした取り組みにより、授業を受けた後のアンケートで「卒業後にやりたいことがある」と答えた生徒は授業前の29.4%から授業後には70.8%と変化しています。また、授業プログラム以降も興味にあわせて継続的な「つながり」を構築する「アフタークレッシェンド」という取り組みや「いごこちかふぇ」という居場所事業、さらなる「成功体験」を積んでもらうための「チャレンジプログラム」等を通じて、様々な挑戦の機会を用意しています。

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(Photo: プログラムの中で、会話を楽しむスタッフと生徒たち)

資金の使い道

いただいたご寄付は、経済的に困窮している生徒も多い、公立の定時制・通信制高校に通う高校生にDxPのプログラムを届けるために使われます。ご寄付により、私たちはより多くの予算のない公立高校に私たちのプログラムを提供することができます。私たちが考える中長期的な授業の成果としての社会的変化は、日本の定時制高校における、1年以内に中退する率を10%以下にすることを目指しています。)10,000円のサポートで、サポーター10人が集まるとD×Pのプログラムを1クラスに1回高校生に届けることが出来るので、ぜひKIZUNAでのご寄付をお願い致します。

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(Our future map in Japan)

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